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韓国書籍 子供たちを育む空想の世界 「黒い鳥」 イ・スジ絵本 (ハードカバー)

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■ 発刊日：2023.06.25
■ 規　格：225＊285 / 40P
■ 著　者：イ・スジ
■ 出版社：ギルボット子供

★この本は韓国語で書かれています。

■ Book Info

素敵な翼がほしい子
最初の場面、女の子が悲しい表情で正面を眺めています。 開かれたドアの間にママとパパが戦う姿が見えます。 自分では理解できないことで子供は悲しくなります。 最後の場面、同じ子がやはり正面を眺めます。 しかし表情は完全に違います。 何かすごくて興奮することを経験したように、子供は幸せそうに見えます。 その間に何があったのでしょうか。

子供を悲しませる親の戦いをはじめ、現実世界で起きていることは弱い存在である子供たちが耐え難いです。 しかし、子供たちには大人たちが持てない力があります。 空想です。

空想の世界では不可能なことはありません。 黒い鳥と一緒に舞い上がった子供は世の中を見下ろします。 世界の全てと同じだった家は小さな点に見え、高い峰と果てしなく広がる野原も雲の下に見えるだけです。 空想を通じて子供は現実世界を一瞬にして飛び越えてしまいます。 しかも一人の力で飛ぶこともあります。 その過程で子供は内面の奥深くに位置している欲求を表わし、自分が力のある存在だという事実を認識します。 子供は自分だけの世界を持つようになり、その分成長します。 このような意味で子供たちにとって空想は現実逃避ではなく成長の踏み台です。 自分の力で海まで飛んできた子供が、自分の心の中に何か巨大なものを抱いたような表情をするのもこのような理由からです。